2008年8月24日日曜日

夏休み一日大学が終わって思うこと

お疲れ様でした!
昨日、第三回目となりましたナツガク2008が無事終了しました。
1日で40種類の講座を開催するために麻布大学の職員の方々のほか学生の皆さんなど100人近いボランティアが働いてくださいました。
心より感謝いたします。

子供たちの笑顔
いざナツガクの現場に入りますと、なによりうれしいのが子供たちの笑顔です。
私が少し驚いたのは、生徒の皆さん、とても元気に挨拶してくれるのです。
スタッフである私の方が、生徒さん(しかも小学生の)から先に声をかけられて「ハッ」と気づいてあわてて挨拶することがしばしばありました。
笑顔で挨拶することって、とても大切なんだなあ、と今更勉強したような気分でした。

ナツガクは全世代空間
それから、子供たちが家族と一緒に勉強したり作業している様子を見て、教育のあり方についていろいろ考えました。
勉強は子供だけですることだろうか。
子供からお年寄りまで、いろいろな世代の人、いろいろな立場の人が一緒に存在する空間っていいものだなあと思いました。

先生も生徒になって
ナツガクでは家族が一緒で生徒になれるし、先生も授業が終わると別の授業の生徒になるし、また生徒さんたちの質問や反応を見てそこから先生が新しい発見をしたりします。
家族一緒で、たくさんの立場の人たちと触れ合いながら学んでゆける空間です。
たった一日ですが、ようく考えてみると、まるで夢のような学校だと思うのです。
そして、普通の学校は、これとは正反対なのだなあ、と思うのです。

ボランティアの皆さんありがとう
学生ボランティアの皆さんも、実に臨機応変に、そして精力的に活躍してくれました。
地味な仕事もありますが、皆さん我慢して役割を果たしてくれました。
最後には皆さん、疲れたのにも関わらず、さわやかな様子でしたから、少しホッとしました。

ボランティア活動というのは、全ての人がお客様です。
最終的に誰かが幸せになってくれて、それに各人が満足するからこそ成り立つ活動であって、それ以外の報酬はありません。
私たちNPOにとっては、ご来校される生徒さんも、講師の方々も、そしてボランティアスタッフも、すべてお客様。
ありがとうの言葉や子供たちの笑顔以外に報酬はありません。
でもきっと参加された皆さんは、一人一人違ったカタチの目に見えない「何か」を手に入れたと思います。

募集してます
この活動は徐々に評価されつつあり、今後も継続してゆきたいと思いますが、なにぶんたくさんの皆様からのご協力が必要です。
特に実行委員などの下準備の仕事には大変な労力と知恵が必要でして、今後ご協力くださる皆様を常時募集しております。
NPO法人きょういく応援団は、ナツガクのほか、さまざまな教育支援の活動を今後も展開してゆきますが、そのためにはより多くの市民の皆様の参加が不可欠です。
無理をせず、皆さまにできる範囲の方法で結構ですので、イベントへの参加はもちろん、スタッフとしてもご協力いただけますととてもうれしく思います。